2022.12.09
こんにちは、ファイブスプリングスです。
楽天では店舗や商品ごとにクーポンを発行できますが、楽天負担で配布できるクーポンがあることをご存じでしょうか。
一般的なクーポンとは異なり店舗が原資を負担せずに訴求力アップなどクーポンの効果を得ることができるため、利用できるタイミングがないかこの機会に知っておくことをおすすめします。
そこで今回は楽天負担クーポンの獲得・利用方法について解説します。
どのような店舗におすすめであるかも含めてお話するため、原資負担ナシでクーポンを配布したい方はぜひ最後までご覧ください。
【本記事でわかること】
◎楽天負担クーポンの仕組み
◎楽天負担クーポンの獲得方法
◎楽天負担クーポンがおすすめの店舗
目次
楽天負担クーポンとは
楽天負担クーポンとは、冒頭お話したようにクーポン原資を店舗ではなく楽天運営が負担して配布するクーポンのことです。
通常クーポンを発行する場合は割引分を店舗が負担しますが、楽天負担クーポンの場合は原資負担ナシでクーポンを発行できます。
このようにお話すると「コストゼロでクーポン発行できるなら利用したい!」という方も多いかと思いますが、楽天負担クーポンの獲得には原資ではなく広告コストがかかる点には注意が必要です。
そこでまずは楽天負担クーポンについて、以下の2点を解説します。
楽天にはコストゼロで利用できるクーポンも! |
楽天負担のクーポンには、企画ごとに特定の店舗を対象として楽天がクーポンを発行する「サービスクーポン企画」も存在します。
サービスクーポン企画は基本的に全店舗が自動参加しているため、対象店舗となる企画が開催された場合は何の負担もなくクーポンによる訴求力アップが期待できます。 サービスクーポンについては、楽天のクーポンサービス「ラ・クーポン」について詳しくまとめた以下の記事をご確認ください。 |
楽天負担クーポンの仕組み
先ほど楽天負担クーポンには広告コストがかかるとお話しましたが、それは楽天負担クーポンが特定の楽天市場広告枠を購入した際に利用できるクーポンであるためです。
楽天には楽天市場広告と呼ばれる純広告があり、以下のような特定の楽天市場広告枠を購入した際に楽天負担クーポンが配布できるようになります。
このため広告枠を購入するコストはかかりますが、広告コストだけで広告効果に加えて売上アップや集客といったクーポンの恩恵まで受けられる点は大きなメリットといえるでしょう。
楽天市場広告とは? |
楽天市場広告は、一定の期間中楽天市場のトップページなどに広告を掲載できる楽天の純広告です。
掲載箇所はトップページのほかに特集ページやスマートフォンページがあり、アプリやメールで配信することもできます。 なお広告料金は掲載期間や掲載箇所によって異なりますが、3万円~40万円程度となっています。 |
楽天負担クーポンの獲得方法
楽天負担クーポンの仕組みについて把握したところで、実際に楽天負担クーポンつきの楽天市場広告枠を購入する方法についても知っておきましょう。
楽天負担クーポンつきの楽天市場広告は、RMSの「広告・アフィリエイト・楽天大学」から以下の手順で探すことができます。
1.「広告(プロモーションメニュー)」から、「楽天市場広告」をクリックします。
2.「検索して購入」をクリックします。
3.必要に応じて「ジャンル」や「掲載期間」「掲載箇所」を指定し、「この条件で検索」をクリックします。
4.クーポンつきの広告を探し、購入できる場合は「買い物かごへ」をクリックして購入手続きを進めます。
広告枠の売り切れに注意! |
広告枠には販売枠数が定められており、売り切れになってしまうこともあります。
確実に獲得したい場合は事前に販売期間を確認し、販売期間が始まったらすぐに購入しましょう。 |
楽天負担クーポンがおすすめの店舗
楽天負担クーポンには原資負担の代わりに広告費が必要なため、すべての店舗におすすめできるわけではないことはお伝えしておかなければなりません。
楽天負担クーポンは、以下のような店舗におすすめできます。
広告費以上の利益が十分に見込める店舗
楽天負担クーポンの獲得には楽天市場広告枠の購入が必要なため、ある程度の広告コストをかけても十分な売上を見込める店舗であることが条件となります。
「楽天負担クーポンの獲得方法」でも触れたように楽天広告枠の購入には3万円~40万円程度なため、まずはそれだけのコストをかけても利益を確保できるかどうかを計算しましょう。
「考慮すべき項目が多く正確な利益計算は難しい」「利益計算の方法が分からない」という方は、楽天での利益計算方法についてまとめた以下の記事をご確認ください。
また無料で簡単に利益計算ができる利益計算テンプレートも配布しているため、「手っ取り早くすぐに利益計算したい!」という方は以下をご活用ください。
直接的な値下げができない店舗
クーポン配布は購入者からすると実質的な値下げとなるため、メーカー直営など直接的な値下げが難しい店舗にもおすすめです。
直接的な値下げはおこなわずに、集客力をアップしたり値下げ時の市場のリアクションを確認したりできます。
このように楽天負担クーポンは値下げの施策を打つことが難しい場合にも利用できる有効な手段であるため、メーカー直営店などは活用を検討しましょう。
楽天負担クーポン:まとめ
今回は楽天負担クーポンについて、獲得・利用方法からどのような店舗におすすめかまで解説しました。
原資負担ナシで利用できる楽天負担クーポンですが、楽天市場広告枠の購入が必要なため利用する際は利益計算が必要な点には注意しましょう。
ファイブスプリングスでは利益計算をはじめ、分析~戦略立案~実行まで一貫してサポートするコンサルティングサービスをご提供しています。
「楽天負担クーポンつきの広告を上手く活用したい」「楽天負担クーポンを利用して利益が確保できるか確認したい」という方は、ぜひ一度お問い合わせページからお気軽にご相談ください。
太田 薫(おおた かおる)
株式会社ファイブスプリングス 代表取締役
元楽天ECコンサルタント、その後楽天MVP獲得店舗の統括部長。 ■無料相談■ |