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Yahoo!ショッピングのアイテムマッチとは?サービスの特徴と利用の流れを解説!

2024.03.01

こんにちは、ファイブスプリングスです。

 

検索結果ページなどにPR商品を掲載する「アイテムマッチ」広告は、Yahoo!ショッピング広告の要ともいえるサービスです。
Yahoo!ショッピング出店者であれば必ず押さえておきたい広告サービスですが、広告の仕組みや利用方法について実はイマイチよくわかっていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そこで今回はYahoo!ショッピングのアイテムマッチについて、広告としての特徴から利用の流れ、効果や費用の目安まで解説します。
ストアマッチとの違いなどよくある質問についてもあわせて解説するため、アイテムマッチについて知りたい方やアイテムマッチの利用を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

【本記事でわかること】

◎アイテムマッチとはどのような広告か

◎アイテムマッチ利用に必要な準備と設定

◎アイテムマッチ利用にかかる費用の目安

 

アイテムマッチとは

アイテムマッチとは、Yahoo!ショッピング内のアイテムマッチ専用枠に商品を表示できる広告です。
アイテムマッチ専用枠は検索結果ページをはじめユーザーの目に留まりやすい場所に用意されているため、集客アップや売上アップが期待できます。

またアイテムマッチはクリック課金型の広告であり、広告として表示された商品がクリックされた回数に応じて費用が発生する仕組みです。
広告費は入札制となっており、入札単価が高いほど目立つ箇所に掲載されるようになっています。

まずはアイテムマッチの特徴として、以下の3つについて詳しく解説します。

【アイテムマッチの特徴】
集客効果が期待できる

低コストで運用できる

初心者でも簡単にはじめられる

効果的に運用するための機能も豊富

 

高い集客効果が期待できる

アイテムマッチでは、以下のような購買率の高い場所に[PR]商品として広告商品が掲載されます。

・検索結果ページの最上部、最下部
・カテゴリページの最上部、最下部
・トップページの「よく一緒に見られている商品」枠
・商品ページの「類似商品のおすすめ」枠
・ランキングページのPR枠
…など

 

特に注目すべきは「検索結果ページ」と「カテゴリページ」の掲載枠で、これらのページはYahoo!ショッピングの購買ルートの8割にあたると言われています。
Yahoo!ショッピングにおける主な購買ルート上の有利な位置に商品を掲載できるため、非常に高い集客効果が期待できます。

例えば検索結果ページであれば、[PR]表示は付いてしまうものの検索上位と同等の位置で商品をアピールすることが可能です。
広告によって訪問者数が増えると商品スコアが上がるため、実際に検索上位に表示されるようになるといった好循環も期待できます。

 

またアイテムマッチ専用枠はPC上だけでなくスマホやアプリ版でも表示されるため、すべてのユーザーに対してアプローチすることが可能です。

 

低コストで運用できる

アイテムマッチはクリック課金型のため結果(=商品ページの表示回数)に応じたコストしかかからない広告ですが、さらに以下の特徴により低コストでの運用が可能です。

・初期費用無料

・1クリック25円~

・予算上限設定が可能

・1商品~広告掲載が可能

 

このように広告の単価や予算を決められるようになっているため、意図せず広告費がかかり過ぎるといった心配は要りません

また1商品からでもはじめられるため、まずは主力商品のみ少額の広告費をかけてテストしてみるといった運用も可能です。

 

初心者でも簡単にはじめられる

ハードルの低さに関していえば、以下の特徴から手間をかけずに簡単にはじめられる点も大きなメリットです。

・出店したばかりでも利用できる

・広告用の素材やバナーは必要ない

・広告枠に掲載されるための入札単価が表示される

 

特筆すべきは「入札単価をいくらに設定すれば何番目に表示されるか」がわかることで、たとえネット広告の運用に慣れていなくても入札単価の設定に迷わずある程度の費用対効果を想定することができます。

 

効果的に運用するための機能も豊富

アイテムマッチは簡単に運用できるだけでなく、効果的に運用する機能も多数備わっています
具体的には、以下のようなことが可能です。

・アクセスが多い日に合わせて入札単価や予算をアップする

・レポートで広告配信の結果を確認できる

・CSV一括登録で複数商品でもスムーズに登録できる

 

このようにアイテムマッチでは細かな調整や効果測定が可能なため、設定を最適化していき費用対効果を高めていくことができます。

 

アイテムマッチを利用する流れ

アイテムマッチを利用する流れ

ここからはアイテムマッチを利用する際の大まかな流れを解説します。
アイテムマッチを利用するためには、大まかに以下5つのSTEPが必要です。

【アイテムマッチを利用するための5STEP】
〉【STEP1】ストアマッチアカウントに登録する

〉【STEP2】広告予算を入金する

〉【STEP3】予算上限を設定する

〉【STEP4】入札方法を選択する

〉【STEP5】入札単価を設定する

 

 

【STEP1】ストアマッチアカウントに登録する

アイテムマッチを利用するためには、Yahoo!ショッピングストアアカウントのほかに「ストアマッチアカウント」が必要です。
ストアマッチアカウントの登録は、以下リンクの申し込み画面からおこなえます。

ストアマッチ申し込み画面:https://www.storematch.jp/

 

なおストアマッチアカウントの登録には、広告を配信するストアのYahoo! JAPAN IDとの連携が必要です。
ストアアカウントとYahoo! JAPAN IDをもとに登録をおこない、自動審査の上で問題がなければストアマッチアカウントを取得できます。

 

【STEP2】広告予算を入金する

アイテムマッチアカウントの登録ができたら、次に広告予算を前払いで入金する必要があります。
広告予算の入金は、アイテムマッチ管理ページの「予算管理」画面から簡単におこなえます。

広告予算入金画面

 

広告予算の入金は、以下3つの決済方法からおこなうことができます。

・クレジットカードによる入金

・オートチャージによる入金

・PayPay銀行振り込みによる入金

 

これらの決済方法のうち、オススメは「オートチャージによる入金」です。
オートチャージにしておけば残高下限を切った時点で予算が自動的に補充されるため、入金忘れによる機会損失のリスクを回避することができます。

なお上記のほかに「請求書による後払い」も可能ですが、後払いに切り替えるためには別途審査が必要です。

 

【STEP3】予算上限を設定する

広告予算を入金したら、続いて「月次」または「日次」で予算上限を設定します。
予算上限の設定も、予算入金と同様、アイテムマッチ管理ページの「予算管理」画面から簡単におこなえます。

予算上限設定画面

 

予算上限を設定しておけば上限に達した時点で広告配信は停止されるため、広告費が無尽蔵にかかり続けてしまうリスクを防ぐことができます。

 

【STEP4】入札方法を選択する

予算の入金と上限設定が終わったら、広告を配信する際の入札方法を選択します。
アイテムマッチでは以下3つの入札方法が用意されています。

個別入札
商品ごとに個別に入札単価を設定します。
特定の商品をアピールしたい場合に有効です。

全品指定価格入札
全商品一括で指定した入札単価を設定します。
全商品を広くアピールしたい場合に有効です。

全品おまかせ入札
全商品に対して自動的に算出された最適な入札単価を設定します。
入札設定の手間をかけずに広告効果を得たい場合に有効です。

 

これらの入札方法のうち、オススメは1商品からでも入札できる「個別入札」です。
予算に余裕がある場合は、「全品指定価格入札 × 個別入札」など掛け合わせて設定することでより高い効果を狙っても良いでしょう。

 

【STEP5】入札単価を設定する

入札方法を選択したら、最後に入札単価を設定します。
入札単価設定では、入札方法に応じて以下の項目を入力するだけで広告配信を開始できます。

入札設定 入力項目
個別入札 ・広告を配信する商品
・各商品の1クリックあたりの入札単価
全品指定価格入札 ・全商品の1クリックあたりの入札単価
全品おまかせ入札 ・全商品の1クリックあたりの上限入札単価
・設定期間(「開始日と終了日を指定」or「無制限」)

 

アイテムマッチに関するよくある質問

アイテムマッチに関するよくある質問

最後にアイテムマッチに関するよくある質問として、以下の3つについて解説します。

【アイテムマッチに関するよくある質問】
どれくらいの集客効果が期待できる?

どれくらいの入札単価・予算が必要?

ストアマッチとの違いは?

 

どれくらいの集客効果が期待できる?

Yahoo!が公開しているデータによると、アイテムマッチの活用後3ヶ月で表示回数・クリックが3倍超え、売上が25倍にもなったとの実績もあります。

【参考】検索結果からお客様にアプローチ「アイテムマッチ」とは?
(※閲覧にはストアクリエイターProへのログインが必要です。)

 

またアイテムマッチの紹介ページでも、さまざまなカテゴリで運用3ヶ月後にクリック数・注文数・売上が数倍になったという実績が紹介されています。

アイテムマッチ_取扱商品別の活用実績

【引用】バリューコマース株式会社 アイテムマッチ | Yahoo!ショッピングの集客なら

 

いずれもサービス提供元からのデータにはなりますが、適切に運用することで集客数や売上を数倍にアップできる広告といえるでしょう。
「適切に運用する」という点が容易ではありませんが、アイテムマッチの場合「入札単価の最適化」や「アクセスが集まりやすい日に合わせた予算設定」などの工夫を重ねることで高い集客効果や売上アップ効果が期待できます。

 

どれくらいの入札単価・予算が必要?

アイテムマッチで高い効果を得るために必要な入札単価や広告予算は商材や売上目標によって異なりますが、大まかな目安としては以下を参考にすると良いでしょう。

【アイテムマッチで必要な入札単価・予算の目安】
入札単価 入札順位20位以内の入札価格
広告予算 入札単価 × 必要訪問客数

 

入札単価に関しては、競合の入札に勝ってアイテムマッチの専用枠に商品を掲載するために必要な金額が「入札順位20位以内の入札価格」と考えられます。
実際に必要な入札単価は商品やキーワードによって異なるため、「個別入札の設定画面」または「広告管理」画面から商品ごとに必要な入札価格を確認します。
なおミドルキーワードであれば20位以内あたりから掲載の可能性がありますが、ビッグキーワードでの掲載を狙う場合は10位以内の入札価格が必要です。

予算に関しては、入札単価に目標訪問客数の達成に必要な人数をかけることで算出できます。
例えば目標訪問客数の達成にあと1,000人必要な場合は、入札単価を35円とすると「35円 × 1,000人 = 35,000円」の広告予算が必要となります。
なお「全品指定価格入札」と「全品おまかせ入札」の利用には、月50,000円以上の予算設定が必要です。

 

ストアマッチとの違いは?

アイテムマッチは、「ストアマッチ」というサービス内で提供されている広告メニューの1つです。

かつてはストアマッチ内で商品選択型広告の「アイテムマッチ」広告とキーワード選択型広告の「ストアのイチオシ!」広告が提供されていましたが、ストアのイチオシ!広告は2020年6月に提供が終了し現在はアイテムマッチ広告のみとなっています。

このため厳密にはアイテムマッチとストアマッチは異なるものの、ほとんど同義として扱われているのが実態です。

 

アイテムマッチとは:まとめ

今回はYahoo!ショッピングのアイテムマッチについて、広告としての特徴や利用の流れを中心に、効果や費用の目安、ストアマッチとの違いまで解説しました。

集客効果と売上アップ効果が期待できるアイテムマッチですが、最低限の設定をおこなうだけでは効果的に運用することはできません

ファイブスプリングスではアイテムマッチなどの広告運用に関するアドバイスをはじめ、分析~戦略立案~実行まで一貫してサポートするコンサルティングサービスをご提供しています。

「アイテムマッチを利用するべきか悩んでいる」「アイテムマッチを活用するためのアドバイスが欲しい」という方は、ぜひ一度お問い合わせページからお気軽にご相談ください。

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